熊本地震に想う

被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

建築構造に携わる者として、非常に心が痛む事態だと感じます。

今回は阪神大震災クラス以上の内陸直下型で、横揺れもそうですが、

熊本城の瓦の被害や阿蘇神社が崩れたなどの被害を見ると、

上下動やキラーパルスがキツかったんだろうな

と思いました。

 

さて、こんなニュースがあった。

<熊本地震>父「痛かったね」 娘が家屋倒壊の犠牲に

これ、すごく気になるのが、

2016.4/14夜の本震が終わって、電気が通ったから、しばらくは雨風をしのげるだろう。

と思って寝てたら、

実は、この後の2016.4/16未明のやつが本震でしたごめん。

ってことで、娘さんを亡くすに至ってしまったことだ。

以下、私の感覚的な感想です。

気象庁の判断は決して誤りだと思わない。むしろ、多分判断できないだろうと思う。

まさか前震がこんなに大きいとは、誰も思わないし、たぶん前例が無い。

 

どちらかというと応急危険度判定のタイミングが遅く、建物の健全性を客観的に判断できる状態に無かった所に本震が来てしまったという印象かと感じた。

インフラが寸断され、衣食住がままならない状態で、応急危険度判定をサッサと整備してやれというのは酷なことかもしれない。

ただ、古い木造建物が多いエリアだと、耐震診断が思うように進まない地域もありうる。

現に熊本エリアは進んでいなかったことが推察され、小学校や役所までもが今回の地震で使い物にならないほどになっているのを見るにつけ、現場は相当混乱したと思われる。

熊本は地震来ない!って、舐めてたんかな、と思ってしまうくらいの被害に思える。

各自治体の体制含め、早急に判定できる手段の必要性を強く感じました。

ここで問題提起として2つ挙げておく。

  1. 耐震診断後の改修の進みが全く鈍いこと
  2. 応急危険度判定の体制が各自治体で整っていないこと

 

1.耐震診断後の改修の遅れ

東京でもそうだが、耐震診断はやったが、改修工事までに至らないケースが結構あるように思う。

自治体の補助金でどうにかなるものではないが、本腰入れて考える時期かと思う。例えば、瓦を軽くするだけでも、だいぶ効果はあるように思える。

 

2.応急危険度判定の体制について

応急危険度判定のタイミングは、結構難しい。

体育館・公民館などの公共大空間に避難させ、その間に判定作業するのが普通かと思う。

(正直、肝心の役所が倒壊したと聞いて、アホかと思った。)

 

が。

内陸直下型が生じやすいエリアは、緊急地震速報から体感までが非常に短いため、余震がきても逃げる時間が無い。

そのためにも、そもそも判定員がいる状況を前もって構築しておく必要があるだろう。

電気が通り、何となく使えそうだと居住者が判断してはマズいのだ。

今回は不測の事態だと感じるが、これだけ活断層が集まっている地域もあれば、そうで無い地域もあるだろうし、各地方都市に合わせた防災対策が必要であると強く感じた地震だった。

 

地震学者さん、何してはるんですか?

そろそろ職務怠慢で責任取って貰ってもいい頃かと思いますよ。

「ここは活断層です。」で終わらず、もっともっと提言せぇよ。

 

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